NPO法人萩子どもセンター ~竹と友だちになろう2~

2009/08/24

「竹凧つくり」の2回目が開催されました。今回は、水につけておいた竹から和紙をつくりました。前回に続き、山口福祉文化大学の石川正一先生にご指導いただきました。

6月につけておいた竹をほぐして洗い、煮てあく抜きをしました。

「うわぁ くさい。」「かびがはえてる。」「できん。」「もう あきらめた。」

「楽しくないね。」など鼻をつまんで口々に叫んでいた子ども達ですが、

石川先生の「人間って良くしたものでね、臭くても時間がたつと慣れて

くるもんだよ。」という穏やかな語りかけに自然と手が動いて、樽の中

の竹を取り出して作業を始めました。

 

0.3ミリくらいの繊維になるまで、木槌でたたいてやわらかくしています。

さらに、ミキサーで細かくします。

大きめの水槽の水の中にちらし、手でよくかき混ぜます。

(混ぜ方が悪いと、紙に隙間ができます。)

そーっと網目の枠を水槽の中に入れます。

 

枠ですきあげ、水を切ります。

ケーブルテレビの取材のカメラマンさんも、飛び入り参加しました。

 

天日で干します。ものすごく暑い日だったので、すぐに乾きました。

端からそ~っとはがしていきます。緊張の瞬間!

旨くはがせました。歓声をあげながら、2枚3枚と自分の和紙を作りあげました。

 

初めてでも、こんな立派な和紙が完成しました。

自分でつくった和紙を手にしたら、今までの嫌な作業が、楽しい瞬間に

変わったことと思います。

 

最後に、子ども達が感想を述べました。

次回は、いよいよ11月に2日間で立体凧をつくりあげる予定です。

参加ご希望の方は、財団事務局又は、萩子どもセンターさんへお問い合わせ

ください。