萩剣武会剣道スポーツ少年団 通常の稽古
2024/12/09
2024.12.6 萩剣武会剣道スポーツ少年団「通常の稽古」を視察いたしました。
萩剣武会剣道スポーツ少年団は、剣道の稽古を通じて、団員の心身の
練磨及び相互の親睦を図り、もって青少年の健全な育成に資することを
目的として活動されておられます。
その通常の稽古を当財団の山本優評議員が視察いたしました。
(以下、山本評議員の視察報告書より抜粋しております。)
体育館に入るなり、自然な態度で大きな声でのあいさつを受けました。
靴の揃え方もきちんとしており、基本的生活態度を重視していることが窺えます。
稽古は年齢別かつ能力別に行われていました。
剣道を始めたばかりの子には、竹刀の持ち方や足の進め方を、小学生には技の出し方
受け方を、中学生には相手との技の掛け合いを通じた状況別の対応の仕方を、さらには
昇級試験を控えている中学生には剣道形の確認など、指導者がこまめに移動し、個別の
指導がなされていました。
その際、見学の保護者とのコミュニケーションもなされ、休憩時間などで、分りづらい
剣道の練習の意味や目的が共有されていました。
参加している児童生徒の所属小中学校は様々で、自家用車で30分以上かかる児童や、
島から親の操舵する漁船で通ってくる生徒もいました。
多くの大会に出場し、県内でも有数の成績を残していますが、勝利至上主義でなく、
「試合でよい結果が出ない子が頑張っている姿勢を後押しし、粘り強く支援し続ける」
という指導方針に共感してここに通っているという保護者の声がありました。
中学校の部活動が地域移行することへの不安の声もありましたが、萩剣武会剣道スポ
ーツ少年団の指導者と保護者そして児童生徒との強い信頼関係が、良い将来につながる
ことが期待できました。