新川少年剣友会 新川剣道祭
2025/01/21
2025.1.18 新川少年剣友会「新川剣道祭」を視察いたしました。
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新川少年剣友会は、道場訓を「努力」とし、稽古や交流活動を通じて、
青少年の「心と身体」の健全育成を図ることを目的として活動されておら
れます。
その新川少年剣友会が宇部市武道館で開催した「新川剣道祭」を当財団の
山本優評議員が視察いたしました。
(以下、山本評議員の視察報告書より抜粋しております。)
佐賀県から、平成25年度の全日本選抜八段優勝大会において、日本一に
なられた稲富政博氏を招聘しての講話と指導がありました。
宇部市内の小学生から高校生までの青少年と、スポーツ少年団や剣道の道場
の指導者が対象で、およそ150人の参加者でした。
講話では、「人間は基本的に楽したいと思うものであり、剣道を通じて、
自分に負けないよう心掛けることが大切。そのためには互いに助け合う心や
ごみを見つけたら自分で片づけることなどで、人間的に強い人になることを
目指すこと。」と、練習や日頃の生活における心がけの大切さが説かれました。
続いての稽古では、前半、小学生から高校生まで合同で、基本的な練習内容
を中心に実施されましが、参加者に改善点を伝えると同時に、参加している指
導者に青少年へのその場での支援を促すなど、指導者の能力向上も図られてい
ました。
後半は、立ち合い稽古などを通じて更に技の向上に努める時間となりました。
前半の講話が効果的で、相手に勝つための練習ではなく、より良い剣道を
目指し、立派な剣士、人となるための練習だと参加者も意識しながらの充実
した時間であったと思われます。
今回の事業、新川剣道祭りは2日間の日程(1月18日(土)から19日(日))で、
指導者を対象とした稽古の時間も設けられるなど、全ての参加者にとって
満足の いく内容であったと思いました。