山口日英協会 スケッチ大会
2020/10/26
山口日英協会による「イングリッシュオークの木」を描こうスケッチ大会を当財団の
須山理事が視察いたしました。
「イングリッシュオークの木」とは、日英同盟100周年の記念行事の一環として、
駐日英国大使館から送られた苗木を県内の9か所に植栽し、山口日英協会が管理や養生を
行っています。
萩市の木は、今回のスケッチ大会の開催場所である「陶芸の村公園」に移植されたため、
他の場所に植えられた木より育っていないそうです。
同協会は、国際交流や自然保護・環境保全への関心を高めるなど、将来を担う子供たち
の育成を資することを目的に、県内の植栽地を巡回して事業を行っています。
今回は、「長州ファイブ」や「日英同盟に尽力した桂太郎内閣総理大臣(当時)」等で
英国との縁が深い、萩市において開催されました。
当日は曇り空でしたが、スケッチには快適な天候であり、会場の「陶芸の村公園」は、
萩の町や海も見える眺望の良い場所で、子供たちは一生懸命に作品制作に取り組んでいま
した。
作品はいずれも力作ぞろいで、イングリッシュオークの木を中心に、背景に高台から
望める萩の町や海の様子や船や鳥なども描かれていました。
審査の間、イギリス出身で、萩市教育委員会のALT「キット先生」による「イギリス文化
について」の卓話があり、イギリスと日本の違いについて、食べ物やお祭り、学校の様子などを
クイズ形式によりお話しされ、子供も保護者も興味深そうに聞き入っていたそうです。
表彰式では、萩市の教育長さんもご出席いただき、山口日英協会会長賞・萩市長賞・
萩市教育長賞の各1名、優秀賞2名、優良賞3名が表彰されました。
コロナ禍での事業実施については、実施するかどうかも含めいろいろ思慮されたとのこと
でしたが、当日の対策もきちんとしておられ、事業内容についても良い企画であったと
須山理事から報告を受けました。
なお、このスケッチ大会の作品の展示については12月に「萩・明倫学舎」で行う予定です。
子供たちの力作を是非見てください。
(須山理事視察報告書より抜粋いたしました。)