山口市明るい社会づくり推進協議会・山口ひびき少年塾
2015/01/25
山口市明るい社会づくり推進協議会開催「山口少年ひびき塾」の今年度第6回目の事業を視察しました。
山口市明るい社会づくり推進協議会による「山口ひびき少年塾」の事業
「国際交流の集い」が、中国電力山口支社電遊館で開催されました。
同協議会は、平成4年より、子ども達に体験を通して社会の仕組みや自然の
成立ちを学び豊かな知識、情操を養うことを目指して、年間6回の活動を続
けておられます。
今回は、午前中に、馬鳳如先生、李雪雲先生ご夫妻のご指導で餃子作りをし、
午後は、留学生と簡単な外国語の学習をしました。
山口県立大学の留学生の、劉伝霞さん(左:中国)と白鐘さん(右:韓国)
「小学生の弟や妹たちと一緒に会えると楽しみにしてきました。」と流暢な
日本語でお話してくださいました。
驚いたことに、餃子作りは皮から作る本格的なものでした。
まず、材料を捏ねて生地を棒状にし、包丁で適当な大きさに切っていきます。
それを手のひらで、軽く押さえて平らな円にします。
円に十字の印を付けて、それを目安に90度ずつ回しながら綿棒でのばします。
これが、中々難しいのですが、内側を厚く、外側を薄くしなくてはなりません。
そして、できた皮に 具を包みます。
李先生が、実演しながら作り方を説明され、その包み裁きに、子ども達から
歓声と拍手がおこりました。
最初は、遠慮がちだった子ども達も直ぐに慣れ、「今度はジャンボ餃子に
しよう。」「家で作っちゃろ。」「餃子屋さんが開けそう。」と楽しそうに
話しながら作っていました。
先生方や留学生と「今日は、どうやって来たの?」「お休みは普段何してるの?」
などどお話をしながら、たくさんの餃子を作りました。
中々上手に包んでありますね。
昼食を兼ねた試食会です。
「おいしい~。」「いくらでも食べられる。」との声とともに たくさんの
餃子が、あっという間に子ども達のお腹に収まりました。
「中国では、焼き餃子ではなく水餃子を食べるんだよ。」と聞いて、驚いた
子ども達でした。
李先生が「子どもの時に外国の文化に直に触れる経験は、とても大切だと
思います。この経験は、大人になってもずっと心に残るでしょう。」
とお話くださいました。
外国語教室では、2人の留学生が 自分の国や文化、簡単な挨拶など
をわかりやすく教えておられ、子ども達も関心を持った様子が窺えました。
神代代表からは、「将来、外国を見て自分自身を伸ばしていってほしいと
思います。」と自らの経験を踏まえた お話がありました。
子ども達の健全育成に携わって来られました「山口ひびき少年塾」ですが、
今回でその活動を終えられるそうです。
スタッフの皆さんのご尽力により本年まで続けてこられましたが、とても残念
です。
最後の事業に携わることができ、スタッフの皆さんのご苦労や、楽しかった
思い出などをお伺いしたりして、貴重な時間を過ごさせていただきました。