下関平家太鼓保存会 勝山会 「勝山かっぱ夏まつり」で演奏するためのリハーサル
2024/07/24
2024.7.21 下関平家太鼓勝山会を視察いたしました。
同団体は平成9年3月に「子ども達に単独で和太鼓の演奏ができるチームを作りたい」
という主旨で設立され、勝山公民館で毎週土・日に練習と演奏活動をしています。
郷土芸能である平家太鼓を保存継承すると共に、創作太鼓も一緒に教え、地域の振興発展
・活性化と地域との触れ合いを深め、青少年の健全育成を図ることを目的としており、視
察当日は、一週間後の地区祭りで出演する小学6年生以上のみが、演奏する曲のフォーメ
ーションの確認と太鼓の練習をされておられました。
入念な打ち合わせとそ後の演奏を間近で見せていただきましたが、全員で魅せるキレの
ある動きと迫力ある演奏は、素晴らしいの一言に尽きました。
(演奏はYouTubeでご覧いただくことができます。)
代表の清水さんは、「まず、子ども達に和太鼓を好きになってもらいたい。
好きになったら、沢山練習して上手くなり、人前で演奏する機会が持てる。
演奏を褒めてもらえると、嬉しくなって一層励んで練習をするようになるから。」
と話してくださいました。
団員は幼児や小学生低学年から入団されることがほとんどとのことでしたが、中学・高校
生と大きくなっても、部活動や塾などと両立されているそうです。
太鼓が好きだから、時間を調整して練習に来て、自分の許す時間で叩いていくという活動
しかできなくても、個々の事情を汲み取り、受け入れる体制が整ってるため、長く続けて
いくことができるのだと分かりました。
それ故に、社会人や大学生になっても帰省時に顔を覗かせ、太鼓をたたきに来るOBが
沢山おられるとのことでした。
現在、練習はOBの1期生や2期生のお兄さん達が指導し、代表の清水さんは外部との
交渉や事務的なことを担当されておられるので、「勝山会」は世代交代が上手く行き、長く
活動が引き継がれることと思います。
今後の活動の目標は、「日本太鼓ジュニアコンクール全国大会」で10位内の成績を修
めることだそうですが、是非とも頑張って叶えて頂きたいと思いました。
なお、同会は常時会員を募集しておられます。
勝山公民館か勝山会のホームページからお問い合わせください。