カワノ道場

2023/12/07

2023.11.27 カワノ道場「通常の稽古」を視察いたしました。

 カワノ道場は柳井市で活動をされておられる剣道のスポーツ少年団です。

その通常の稽古を当財団の青木寛評議員が視察いたしました。

 カワノ道場は、剣道禁止が解除された昭和27年の翌年の昭和28年(1953年)に、

カワノ工業株式会社の創業者・河野新一氏によって創立した歴史ある道場です。

現道場代表者の通晴氏は当時、小学5年生だったそうです。

通晴氏は昭和40年(1965年)に道場を引き継いで二代目となられました。

平成26年(2014年)に、同氏の発案で開始された「カワノ杯ちびっこ剣道大会」は

とても特徴のある大会です。

 小学5・6年生が大会運営の全てを仕切り、大会会長、審判長、審判員の副審(主審は

大人)、会場係員等を担当し、低学年に試合を楽しんでもらうという大会です。

 道場訓は、

「一、返事はハイッ!キビキビ行動。 一、大きな声、基本正しく。

 一、厳しい稽古、自分から。 一、正々堂々、気合で勝負。

 一、仲間に優しく、ありがとう。」

で、全員で唱和していました。

       

 通常の稽古、各種大会への参加、昇級試験などの他に7月下旬に他のスポーツ少年団と

合同合宿を「鶴いこいの里交流センター」で、12月下旬に剣道場の大掃除と納め会、3月

下旬には送別会を兼ねた卒団式を開催しておられます。

 通常の稽古を見ていても、今年創立70周年の記念大会を開催された伝統のある団体

だけあって、事業の目的がしっかりしていて、団員も明るく挨拶をし、活発でコロナに

も負けない元気な活動をしていると印象を受けました。

 

(青木評議員視察報告より抜粋いたしました。)