岩国少年柔道クラブ 通常の稽古

2024/10/25

2024.10.19 岩国少年柔道クラブ「通常の稽古」を視察いたしました。

 

 岩国少年柔道クラブは、柔道を通して礼節を身に着け、少年少女の心身ともに

健全な育成を図ることを目的として活動をしています。

 武道は「礼に始まり礼に終わる」と言いますが、稽古の初めは指導者に、最初の

休憩には稽古を見守っている保護者ひとりひとりに、最後は指導者に正座で挨拶を

していました。

指導をされておられる藤田先生は、「最初は礼をする意味は分からないでしょうが、

そうするものだと自然に身についていきます。」とお話くださいました。

 藤田先生は、同じ稽古を何度も繰り返す子ども達の間を回りながら、「腕はもう少し

あげて。」など効果的な指導をしておられ、子ども達も真剣に取り組んでいました。

同じ動作を何度も反復しながら身に着けていくという稽古内容でしたが、子ども達の

動きはリズミカルであり、また、きびきびとしていたことが印象に残りました。

 稽古の最後に藤田先生が「皆さんは気付いていないでしょうが、地域の方々、

ご父兄やたくさんの人たちに支えられて柔道をすることができています。

当たり前だと思わずにそのことに感謝しましょう。」と子ども達に伝えていました。

毎回、最後にこのようなお話をされるそうで、それを楽しみにしておられるご父兄

もおられました。

 武道は肉体の鍛錬だけではなく、人格形成を目的としていると聞きますが、今日

の視察でそのことがよく理解できました。