木暮実千代の会 オトン・ウオークラリー

2021/10/18

木暮実千代の会による「オトン・ウオークラリー」を視察いたしました。

 木暮実千代の会による「オトン・ウオークラリー」が開催されました。

「オトン」とは、幼少時代お転婆だった木暮実千代さんの愛称です。

同会は、木暮実千代さんの出身地である、下関市彦島地区にお住いの方、梅光学院の

同窓会員、そして県内外の彼女のファンなど約170名の会員から成り立っています。

毎年、会報を発行する他に市民劇公演、海峡映画祭協賛などの活動をされています。

そして今年4月、生家の近くに「木暮実千代顕彰館」を開設されました。

 木暮実千代さんと言えば、日本映画を代表とする女優ですが、郷土だけでなく、社会福祉

にも貢献し、芸能人として初めて保護司を任命されたことでも知られています。

しかし、残念ながら若い世代の子ども達には知名度が低く知らないと答えることがほとんど

であるため、まずは地区の子ども達に知ってもらい、同時に彼女が幼少の時代に遊んだ地

を巡り、彦島の歴史・地質・生態を学ぶ事業を計画されました。

初めに同会が製作された「映画の海を泳ぎ切った女優 木暮実千代」というDVDを見て、

木暮実千代さんがどんな人だったのか学びました。

 その後に顕彰館を起点に地区の歴史、地形などの説明を受けながらウオークラリーを行い、

最後に280階段を上った金比羅宮の境内で下関中等教育学校演劇部の生徒さんによる

朗読劇「金毘羅さんのお転婆娘」を観賞しました。

( ↑ 門司税関福浦家畜検疫所後にて同会の石原さんより説明を受けました。)

(↓ 下関中等教育学校の生徒さんによる朗読劇。

 木暮さんの幼いころを見ているように感じました。)

 参加された中学生に感想を聞いたところ、「彦島にこんな素晴らしい女性がいたなんて

感激しました。今日参加できて、本当に良かったです。」と目を輝かせて答えてくれました。

『郷土を愛し、自分の将来を積極的に描く手助けをする。』という同会の目的は果たせられ

たのではと感じました。